【書評】栄養で筋肉を仕上げる!無敵の筋トレ食

栄養で筋肉を仕上げる!無敵の筋トレ食の表紙

栄養で筋肉を仕上げる!無敵の筋トレ食は、筋トレ中級者に向けて食事の大切さを再認識させてくれモチベーションが上がる1冊です。

筋トレに効果のある食事法って正しい方法がほぼ確立されています。でも、実践してみると思うようにいかないことが多いのではないでしょうか?

そこで本書では、中級者に向けて実践する上での心構えを通底して説きながら、現代日本で実践しやすいように食事法を教えてくれます。

あと岡田先生の熱量が行間からにじみでているようで、とんでもなくモチベーションを刺激されます。

僕は本書を読んでから、サプリに頼る量を減らして食事に拘りを持つようになりました。

本当に、中級者で壁を感じている方にはぜひ読んで欲しい1冊です。

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栄養で筋肉を仕上げる!無敵の筋トレ食の書籍情報

著者

著者:岡田隆 先生

岡田隆先生の写真

バズーカ岡田こと、岡田隆先生。日本体育大学の准教授にて、現役ボディビルダー。

また日本柔道男子代表の体力強化部長だったり、理学療法士やアスレチックトレーナーなど多彩な顔を持つ方。

初版 2018/12/6
販売価格 kindle版1264円 単行本1404円
出版社 ポプラ社
ページ数 246ページ

目次

  • 序章 知識もある。トレーニングもしている。しかし、なぜ肉体改造に失敗するのか
  • 1章 無敵の筋トレは食事に始まり食事に終わる
  • 2章 食べて絞る!栄養で筋肉を仕上げる食事改革
  • 3章 筋肉を「盛る」脂肪を「削る」ベスト食材
  • 4章 超実践的!無敵の筋トレ食
  • 5章 それでもカラダが変わらない人へ
  • 6章 食事で変わる筋トレと人生の質

栄養で筋肉を仕上げる!無敵の筋トレ食の概要

自分史上最高のカラダを目標にトレーニングを続けている方は多いと思います。

ジムに通うのは当たり前になり、知識をつけて目標に近づくためのトレーニングに邁進する。

最初のうちは腹の肉が引き締まっていき、目に見えた変化が楽しみだったけど、いつの日か壁を感じるようになるのです。

そんなときに、壁を壊す方法は色々ありますが食事から改善を試みるのが本書「無敵の筋トレ食」です。

内容としては、サプリメントに頼りすぎず食事から栄養を摂取して5大栄養素を正しく食べよう!というクラシックでシンプルなものです。

しかし、著者は高い知性と日本TOPレベルの肉体を持つ現役ボディビルダー。説得力が違います。

たとえば、普通のトレーニーならプロテインでタンパク質を重視した栄養補給をするのが当然じゃないですか?

でもね、バズーカ岡田は疑うのです。プロテインを飲んだ後は下痢をすることが多く、

自分のカラダで感じてみると、どうにもうまく吸収していない気がすると。

だから試すんです。

定番の鶏むね肉から、牛肉、豚肉、ササミや魚オンリーなど、シーズンを変えながら自分のカラダにあった食材を試し続けます。

それでたどり着いた答えは、バランスよくタンパク質源を分散することでした。

最後の答えはオカンが言ってくる「バランスよくご飯を食べなさい!」と変わらないわけですが、

実験し続けたことで腹への落ち方が尋常じゃありません。

だから言葉が重く伝わってくるのです。

プロテインを飲めば筋肉が増えるを鵜呑みにせず、本当に自分のカラダに効果があるのか検証する必要がありますよね。

形式に物を見て現実を歪めず、目の前のものをありのままに見る。

それで駄目なら変えて、効果があれば続ける。この実証精神を強く教えてくれる良書です。

感性を磨き減量食を楽しめば自然と体重は落ちる

先にも書いた通り岡田先生はプロテインを飲む頻度は極力少なくして、食品からタンパク質を取るようにされてました。

数字にはでていない吸収率の違いや他の栄養との兼ね合いを見てのことですが、なにより食事を楽しんでいます。

もちろん油ものやスイーツは避けているのですが、嫌嫌避けているのではなくて、自然と体が欲しがらないそうです。

味覚は舌からの刺激だけでなく、だれと食べるかとか体にいいかといった脳の意味付けで大きく変化するものです。

なんというか自分の感性を磨くことで、減量中でも食を楽しむことが重要と説いています。

適切な減量には正しい知識が必要とトレーニーは知っています。

しかし岡田先生はもう一歩踏み込んで、リバウンドを起こさないためには、自分の体の声に耳を傾けて、減量食を楽しむ感性を磨くことオススメしています。

実践すると3つのメリットがあります。

・食欲を無理に抑えないので馬鹿食いしない

・飢餓感が少なく、次の食事まで時間が短く感じる

・美味しい食事は栄養素の吸収率が高い

なんだか無理して周りに勝とうするより、

道端に咲いている花を愛でる心も持った方が幸せに近いって話に似ています。

まとめ

トレーニング理論は食事を含めて、正解に限りなく近い情報を書籍で簡単に知ることができます。

そして中級者以上のトレーニーは、基本的な知識は正しく理解しており、日常生活に落とし込めています。

しかし壁にあたっているときは、当初の目的を忘れて手段に注目してしていることを

本書は気づかせてくれます。

アスリートのような細マッチョに憧れてプロテインを飲んでいたのに、

いつのまにかタイミングだけを気にして摂取している。

本当は効果がでているか自分と向き合って、手段を選ぶ必要があります。

壁にぶつかった時は、ぜひ本書を開いてバズーカ岡田先生と対話してみてください。

きっと励ましてくた上で厳しくも優しくヒントを教えてくれるはずです。

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