ビタミンのすべて: 山本義徳 業績集 6は、上級者が満足できるビタミン専門本です。
初心者が読むと結局どのサプリを飲んだらいいの!って混乱するかもしれません。
ベースのマルチビタミン&ミネラルに配合されているビタミン量が確認できた上で、
自分でコンディションに合わせて、狙ったビタミンの効果を得たい方のような
一定上のビタミン知識がある方には非常にオススメの内容になっています。
ありがたいことに、KindleUnlimitedで読むことができるので、ぜひ手にとって読んでみてください。
ビタミンのすべて: 山本義徳 業績集 6の書籍情報
著者 |
山本義徳 トレーニング指導者、ボディビルダー、サプリメントでは日本一詳しいと呼び声の高いパーソナルトレーナー。愛称は筋肉博士。 個人的に山本先生の本のおかげで筋肉が明らかに大きくなってきています。 |
初版 | Kindle版のみなので記載なし |
販売価格 | 650円 KindleUnlimited対象作品 |
出版社 | Kindleのみ |
ページ数 | 102 ページ |
目次
- 1章 ビタミンの働き
- 2章 ビタミンA
- 3章 ビタミンB群
- 4章 ビタミンC
- 5章 ビタミンD
- 6章 ビタミンE
- 7章 ビタミンK
ビタミンのすべて: 山本義徳 業績集 6の概要
身体は糖質・タンパク質・脂質を取り込むと代謝して栄養を取り込んでくれます。
この反応はピタゴラスイッチのように複雑にできていて、
ビタミンから作られる「酵素」がないとうまく動いてくれません。
各種のビタミン類はそれぞれ役割を持っており、どれが欠けても重大な問題が起きてしまいます。
逆にしっかりと摂取をしていると、恩恵に預かれるものでもあります。
効果は多岐に渡っているので筋肥大を狙いたいシーンや除脂肪を進めたい時期で、必要なビタミンも変わってきます。
本書ではマニアックなまでに、エビデンスに基づいてビタミン類の効果と必要量が解説されています。
自分が普段どれくらいサプリで補給できているか、確認しながら読むことをオススメします。
多くの方はマルチビタミン&ミネラルで補給していると思いますが、
案外量が足てなくてビックリしますよ!
ビタミンのすべて: 山本義徳 業績集 6で気になったポイント
パーフェクトコーディングにはビタミンの量が重要
ビタミンを最低限の健康維持のためではなく、ハイパフォーマンスの狙うのであれば結構な量が必要になります。
身体の中でビタミンが特定の物質と出会わなければ、効果を発揮することはありません。
だったら絶対量を増やして、出会う可能性を上げてあげればいいのです。
目的の物質ができるまでの代謝をコーディングといいますが、ビタミン不足だと途中で止まってしまうことがあります。
ビタミンを満たしてパーフェクトな代謝ができる環境を整えることで、身体が本来の力を発揮できるように狙えるのです。
個人差がでるビタミンカスケード
個人によって体質って違うじゃないですか。ビタミンの受容も個人によってDNAに違いがあるので、ある程度差がでるようです。
たとえば万能選手のビタミンCの場合を見ていきましょう。
十分な量を摂取していたら、以下のような効果があります。
- 免疫強化
- コラーゲン合成
- 活性酸素の除去
- 美白
- 抗ストレス
- トレーニング効果の向上
- 抗ヒスタミン
このように多様な効果がありますが、じつは個人によってビタミンCを使う優先順位に特徴があるようなのです。
たとえば免疫強化系に優先して使われる方は風邪は引きづらいけど、美白効果を得づらいといったことです。
カスケードとは段々になった滝のことで、上段からビタミンCを流していくイメージを持ってみてください。
上流に配置された器は水が満たされますが、下流の方の器には十分な量が流れていかないのです。
だから特定の効果を狙ってサプリを飲んでいるのに効果がでない方は、もしかしたら量の問題があるかもしれないのです。
ちなみにビタミンCで免疫向上の効果を得ようと思ったら、1日5gぐらいは摂取したいところです。
これはレモンで言うと50個分に相当して、食品から摂取するのは不可能ということが分かります。
まとめ
ビタミンは身体にとって主役ではありませんが、縁の下のちから持ちとして欠かせない存在です。
足りなければ健康を害しますし、一定以上の量を確保できれば高い効果を実感できます。
もちろん、量を増やすときには副作用を考えて常識の範囲内で摂取することが望ましいです。
ビタミンの嬉しいところは、サプリ代が安価な上に高い効果を感じれることです。
EAAなど高いサプリに比べて生活に取り入れやすいので、チャレンジしてみる価値はあるでしょう。
僕はビタミンCの粉末とビタミンB系、Dを新しく摂取するようになりました。あとは抗酸化でビタミンEも検討中です。
エビデンスに基づいた摂取量については、勇気を持って本書に書いてくださっていますので
トレーニング効果を最大限にしたい方は、ぜひ手にとって確認してみてください。