ウェイトトレーニング -理論編-は、中級者以上にオススメする、数多あるトレーニング理論を解説本です。
よくもこれだけ調べたことです。ワークアウトの奥深さを知ることができる1冊でしょう。
とはいえ、新刊というわけではなくて、以前に出版されていた以下の2冊を加筆修正して紙で作り直したのが本書になります。
- 筋肥大・筋力向上のプログラミング:山本義徳 業績集8
- ウェイトトレーニングのテクニック: 山本義徳 業績集9
この2つはKindle Unlimited対象作品で、月額980円で読み放題の対象になっています。
初月は30日間無料ですし、お得に読みたいかたはそちらでもかまわないでしょう。
本書は2678円と、そこそこお値段しますからね。
僕は紙の質感が好きだし、辞書的にパラパラめくって使いたいので紙の方も購入しました。
ウェイトトレーニング -理論編-書籍情報
著者 |
山本義徳 トレーニング指導者、ボディビルダー、サプリメントでは日本一詳しいと呼び声の高いパーソナルトレーナー。愛称は筋肉博士。 個人的に山本先生の本のおかげで筋肉が明らかに大きくなってきています。 |
初版 | 2018/7/6 |
販売価格 | 2678円 |
出版社 | NextPublishing Authors Press |
ページ数 | 162ページ |
目次
- 1章 筋発達のメカニズム
- 2章 トレーニング頻度を考える
- 3章 最適のセット数を考える
- 4章 レップスの科学とTUT
- 5章 最適のインターバル
- 6章 プログラミングの実際
- 7章 追い込むためのテクニック
- 8章 伸ばしていくためのテクニック
ウェイトトレーニング -理論編-の概要
ウェイトトレーニング -理論編-の概要ですが、二冊の本をまとめた内容になっているので
元になった本の内容を簡単に紹介させていただきます。より詳しい内容はリンク先のページに書かれていますので、よかったら参考にしてみてください。
筋肥大・筋力向上のプログラミング:山本義徳 業績集8
山本先生のトレーニング理論を根幹をなすのは、101理論で間違いないでしょう。
筋肥大といえば超回復理論が有名ですが、じつは間違っているという話は聴いたことはないでしょうか?
その理由も本書には書かれていますが、大事なのはストレス反応によって筋肉が大きくなるという事実です。
それはまるで電灯のスイッチのようなもので、強くスイッチを押しても部屋の明かりはより輝くことはないよいに
筋肉の成長もON・OFFで、100の能力のある筋だったら、101の刺激を与えて目覚めさせるだけで十分なのです。
130や150でも効果はでますが、ときにはオーバーワークになってしまい、却って結果を悪くしてしまいます。
前半はこのような、より効果的なトレーニング頻度や強度についての解説がなされています。
基礎的な内容だけに、間違っていれば修正することで、大きな変化を起こすことができます。
従来の常識とは一味違った、山本先生の基礎理論は一見の価値ありです。
ウェイトトレーニングのテクニック: 山本義徳 業績集9
後半にはなんといっても、マンデルブロトレーニングの具体的なメニューが記載されています。
僕はこれを繰り返し確認するために、トレーニング鞄に本書を忍ばせています。
ワークアウト中も必ず確認しているので、完全に変な人です。
このメニューは理論編で数多のトレーニングを紹介されたあとで、いいとこ取りで山本先生が考案した内容になっています。
機械的刺激、化学的刺激を週を分けて与えることで、順調に筋肥大を起こすことできるのです。
半年ほど実践していますが、停滞していた身体がみるみる変化してきて、今までのトレーニングはなんだったんだ!って感じです。
ぜひ一度は試して欲しいメニューですね。
【書評】ウェイトトレーニングのテクニック: 山本義徳 業績集9
まとめ
ウェイトトレーニング理論編は、古今東西の理論をまとめた内容になっています。
山本先生が現役だった頃から、現在までの変異などがポロッと書かれているコラムがとくに面白かったりします。
教科書的な内容ですので、感情をあまり表現しないよう書かれていますが、
時折でてくる山本先生のコラムはとくにヒントになります。
僕がファンだからっているのを差し引いても、1つのことに数十年打ち込んだ人物の言葉に重さを感じるのです。
ただし紙の本は結構、3000円近くと結構いいお値段するので、
紙は意外はKindle Unlimitedで山本義徳業績集の8と9を読んでしまってもいいと思います。