筋トレをするなら栄養学の基礎知識は知っておきたいですよね。
いくら運動をしても、十分な栄養がなければ筋肥大は起こりません。
せっかく運動をするなら効果を最大限に引き出すために、栄養学の知識を学んでおくことが重要になるでしょう。
そこでこの記事では、基礎が学べる栄養学本から中級者以上のトレーニーが満足できるマニアックな書籍まで
オススメの栄養学本を5冊まとめさせていただきました。
各項目の下には詳しい書評のリンクも貼って置きましたので、よかったら参考にしてみてください。
初心者にオススメ!ジムに通う人の栄養学(スポーツ栄養学入門)
初心者が栄養学について1冊で知りたいなら、やっぱり岡村先生のジムに通う人の栄養学がオススメでしょう。
著者は大学のスポーツ栄養学が先行の教授で、教育のプロだけあって文章がスーっと入ってきます。
文庫本サイズで2時間ほどで読み終わることができるし、一冊で基礎的的な知識を吸収できる便利な本です。
5大栄養素ってなんだっけ?タンパク質と糖質の違いって知らないよ!って方でも
岡村先生が噛み砕いた言葉で教えてくれるので、安心してオススメできる1冊です。
スタンダードを理解したら、進化系! 筋肉男子の栄養学へ
ジムに通う人のための栄養学はクラシックな栄養学をわかりやすく説明する本ですが、
進化系!筋肉男子の栄養学は流行りのテーマを取り扱ってくれた新しい知識が入ってくる本です。
たとえばアスタキサンチンは抗酸化物質として注目を集めているけど、効果としてはどうなのか?
とかマニアックで最新の知識が散りばめられています。
というのも、この本もともとは筋トレ専門雑誌のコラムをまとめたもので、世の筋トレ狂に向けて書かれた本なのです。ですからポップな絵の割に内容は本気そのもの。
2つ比べてみると、同じ栄養学本なのに全くタイプが違うのが面白いです。両面から知識を吸収すると厚みがでると思います。
サプリを買う前にサプリメントまるわかり大事典を読む
筋トレと栄養といえば、やっぱりサプリメントについての知識は欠かすことができません。
まずはプロテインにはじまり、効果を求めていくうちにBCAAやクレアチンなどアドバンスな物が欲しくなってきます。
そんなときにネットを彷徨っていると、ドンドン情報が入ってきて
気がついたら不要なサプリだらけになっていた!というのは筋トレ好きなら一度はハマる罠でしょう。
そのときに自分で判断できる知識が重要になってくるのです。
サプリメントまるわかり大辞典は、サプリメントの基礎知識を身に着けて
自分がどのサプリが必要なレベルなのか判断する材料を学ぶことができます。
栄養学の本はサプリを専門に扱っているものは数少ないので、ハズレのない本書で要点を押さえておきましょう。
中級者以上はアスリートのための最新栄養学(上)へ
上の三冊で基礎的な知識が学べて、少し物足りないと感じるようなら山本義徳先生のアスリートのための最新栄養学にチャレンジしてみましょう。
元ボディビルダーで現役のトップパーソナルトレーナーが書き下ろした栄養学の集大成本です。
まったく知識なしで読むと挫折すること間違いなしですが、少し勉強してから読むとこれほど面白い本はありません。
上巻では炭水化物・タンパク質・脂質について書かれていて、
それに付随して筋肥大のためのプロテイン摂取のタイミングやケトン体ダイエットの具体的方法が書かれています。
いままでの常識を疑って、エビデンスを固めつつ自分のカラダで証明してきた山本先生の文章は説得力が違います。
メガビタミンを試したくなるアスリートのための最新栄養学(下)
下巻ではビタミンとミネラル、それと老化をすすめる活性酸素を除去してくれるスカベンジャーについて書かれています。
健康維持や運動不足解消ではなく、身体的にパフォーマンスを最大化するためにはどうすればいいのか?
という視点で書かれており、まさにアスリートのための最新栄養学の名に恥じない内容になっています。
いわゆるメガビタミンが奨励されているので、読んだあとはビタミン系サプリが欲しくなるのを保証します。
僕も本書を読んでからサプリの量がゴソッと増えました。そのかわり筋肉も肌も本当に調子がいいです。
まとめ
とりあえずジムに通い始めて栄養について基礎知識を知りたい方は、岡村先生のジムに通う人の栄養学を読んでおきましょう。
そこで満足できなかったら、進化系!筋肉男子やサプリが気になっていれば、サプリメントまるわかり辞典に進むとコスパよく知識をつめることができます。
また中級者以上のトレーニーは1回は山本先生のアスリートのための最新栄養学シリーズを読んで頂きたいですね。
難解な部分もありますが、他と差がつく内容になっており、読み終えたら1回り大きく成長しているでしょう。